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33)本命彼氏はいるけれど、それ以外にも彼氏を作って気持ちを分散させている人、どれぐらいいるの?

幸せな時間

その日、浩司の家に行きはしたものの、時間も限られていることもあって、当然、エッチはなし。(笑)

彼は、したそうにしていたけど、私がそんな気分ではなかった…。

何しろ、さっきまで、大好きな人に抱かれていたから。その余韻を消したくは、なかった。ほんと、私は身勝手な女だなと思うよね…。

 

 

でも、私と会っている時間は、彼らにとっても、幸せな時間。私にとっても、幸せな時間。そもそも、お互いに配偶者がいる身。過去に不倫も経験している。

 

彼に、もう一人彼女がいたって、不思議ではない。逆に、不倫相手に、一人の人だけを選んでしまうと、彼を独占したい気持ちが、強くなってしまい、苦しくなり、可愛い自分でいられなくなる気がする。

 

…っていうか、実際に、アメブロとかの、不倫ブログを読んでいると、不倫恋愛、婚外恋愛に苦しんでいる人がすごく多い気がする。

 

ハッピーエンドの人もいるけれど、バッドエンドの人が圧倒的に多い気もする。

 

私は、そうなってしまう気持ち、すごく分かるから。私もどちらかというと、すごい好きになっちゃう方だし、そうなると、案外周りが見えなくなったりするし。でも、そうなるのが怖いから、あえて、複数の人と、同時進行でお付き合いする道を選んだ。

 

浩司は、きっと、他に女性はいないと思う。そして、私にも、他に男性はいないと思ってると思う。

 

そりゃそうだよね。こんなに頻繁に会っていて、他の相手といつ会うんだ?って、普通は思うよね。

 

だから、ぶっちゃけ、同時進行で3人とLINEしてることもある。(笑)

 

それは、相当な労力だし、すごく大変なこと。だから、不倫は、器用な人じゃないと、しちゃダメだと思う。相手が1人でも2人でも、ね。

 

彼の部屋

普段、浩司と会うのは、浩司の部屋だった。

 

夜、子供達が寝る頃に、「ジムに行ってくるね」とか「走ってくるね」などと言って、家を出る。

 

 

実際に、ジムに行くこともあったけれど、帰りに浩司の家に立ち寄るのがルーティンのようになっていた。

 

私は今、ジムトレーナーの仕事をしているので、子供たちは、ママはお仕事に行った…と、思っていた。

 

子供達にご飯を食べさせ、寝る支度をさせた後で、「ママ、お友達が近所まで来てくれてるから、1杯だけ付き合ってきてもいい?」と言って、食事に行くこともあった。そんな時、子供たちは、「どーぞ!どーぞ!行ってきていいよ!その代わり、テレビ1時間だけ、見てもいい?」と、言ってくれた。

 

 

可愛い子供たち。こんなママを許してね。

 

 

絶対に、この子たちに知られてはいけない…、と、そう思いながら、レイナは家を空ける。しっかり鍵をかけて…。

 

2人目の男・浩司

浩司は、どちらかというと、おとなしいタイプの男性だった。

 

会っても、喋るのは、ほとんど私。彼は、聞き役。それがまた、心地よかった。

 

 

私の夫は、私の日常の愚痴などを、黙って聞いてくれるタイプではなかった。必ず、上から発言し、物言うタイプ。

 

でもね、私は、あなたの意見は求めてないの。黙って、私の話をうんうんって頷きながら、聞いてくれるだけでいいの。

 

意見されるから、イラっとしたり、喧嘩になる。で、だんだん話が脱線していって、矛先が私の愚痴から私への愚痴へと変わっちゃって、私のストレスはさらに溜まる…。

 

 

でも、浩司は、私の話を、いつも黙って聞いてくれた。そして、私がアドバイスを求めると、的確にアドバイスをしてくれた。

 

 

これ、やっぱり、歳が離れてるからかな?彼の意見やアドバイスは、比較的、すんなり受け入れられた。

 

彼にも、子供が男女1人ずついるので、子育ての事とかも相談に乗ってくれた。

 

 

だけど、浩司は、私の夫に、激しく嫉妬していた。ちょいちょい、ヤキモチを妬く発言が増えていった。でもそれを、私は、「愛されている」と解釈した。

 

浩司は、家族と離れて暮らしてから、ずーっと彼女がいたと言う。それって、常に、家族を裏切って、浮気していたってことだよね。

 

 

私は、浩司と付き合い始めた時に、それを聞いていたので、あ…この人は、いつかまた、浮気するだろうなって思っていた。

 

だから、この人には、深入りしない、と決めていた。

 

 

浩司は、少し変わっていた。

 

あまり他人に関心がないというか、自分が興味があることしか、やらない。自分が興味がある人としか、会話しない。

 

ま、当たり前なんだろうけど、もともとコミュニケーションスキルが、あまり高そうじゃなかった、浩司は、私と一緒にいても、ただ、私の顔を、真顔でジーっと見つめ、「きれいだよ」「本当に美人だ」と言うだけ。

 

 

あとは、私の話を聞いているだけで、強いて言えば、彼が興味がある好きなジャンルの音楽の話や、仕事の話などしているときは、珍しく、饒舌になった。

 

私は、そんな彼の話を聞いているのは、楽しかった。というか、彼がしゃべっているのを聞くのがレアだったので、物珍しさで、色々彼に、話を振った。

 

彼は、彼のビジネスの世界では、そこそこ名の通った人らしい。私は、全く知らない世界だけど、話を聞いているのは、楽しかった。

 

 

そして、彼は、性欲も強かった。彼の部屋に行けば、9割はしてたかな…。キスをして、ハグをすれば、横にベッドがあれば、しちゃうよね…(笑)

 

とにかく、浩司は、妄想系男子だった。興奮系男子?なんてゆーのかな…。(笑)

 

行為の最中も、私を興奮させるような言葉を連呼し、自分も激しく興奮して、私を激しく愛した。

 

「レイナっ…なんでこんなにグショグショに濡らしてるんだっ?!」

 

「いやらしいレイナを見てるだけで、俺のもこんなに固くなっちゃったじゃないか!どうしてくれるんだ?!」

 

「ほらっ…!コレが欲しかったんだろ?!お願いしてごらん」

 

正直言って、彼との行為は、サイズ的には、満足度20%!!物足りないなんてもんじゃなかったけれど、前テクは、良かったし、それなりに、私をいかせようと頑張ってくれてる。でも…私がこの人に求めているのは、その部分ではなかった。

 

彼は、相当私で、満足してくれているみたいなんだけど…。

 

 

じゃあ、私は彼に何を求めているの?

 

 

私が、浩司に求めているもの…それは、体の関係ではなかった。

 

 

浩司は、私にとって、ちょうどいい距離間の、男性だった。

 

それは、物理的な距離感と、心理的な距離感と、両方の距離感が、本当に、ちょうど良かった。

 

会いたいときに、会える。ちょっと現実逃避したいときに、逃げる場所がある。

 

ちょっとホッとしたいときに、行ける場所がある。

 

ちょっと話聞いてもらいたいときに、話を聞いてもらえる場所がある。

 

浩司の部屋と、私の家の距離は、そんな距離感だった。また、彼は、それを、受け入れてくれた。よっぽど彼が疲れていたり、彼に用事がある時以外は、毎日のように、会いに行っていた。

 

 

私は、家族から離れる時間が欲しかったのかもしれない。

 

母親じゃない、時間。

 

妻じゃない、時間。

 

主婦じゃない、時間。

 

女でいられる、時間…。

 

 

一人の人間として、一人の女性として、浩司は、私のことを尊重してくれた。沢山、沢山、褒めてくれた。普段、夫から褒められることのない私は、浩司の言葉、一つ、一つに、喜びを感じ、その言葉を糧に、毎日を、頑張れている気がした。

 

3人目の男・正孝

私が今、お付き合いしている、3人のうち、最後の一人は、ごく普通の日本企業に勤めている、正孝だった。

 

正孝は、やっぱり、出会い系アプリで知り合った男性。彼も、一回り年上だった。

 

 

本当にね、今お付き合いしている男性、3人とも、ほぼ同時期に、付き合い始めたの。

 

でも実は、一倍最後に紹介してるけど、私が一番最初にデートしたのは、正孝だった。

 

サイトでのやりとりから、LINEのやりとりに、発展した後、デートの約束をした。

 

確か、土日とかだった気がする。正孝が、車を出せるというので、じゃあ、ドライブデートしよう!という事になっちゃったの!

 

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