正孝と会う頻度は、大体、月2回程度。会えるのは、彼が有休を使った平日か、土日のどちらか。
私は、子供がまだ小学生なので、なかなか土日の外出は厳しい。
彼も、土日は夜からの外出は厳しくて、朝から休日出勤の形をとって、出かけることしかできないので、土曜の朝デートが多かった。
彼の家と私の家は、同じ沿線だったけど、だいぶ離れていて、彼は、いつも都内にあるホテルまで、来てくれた。
そこで6時間ほど過ごして、軽くご飯を一緒に食べて帰る…というのが、デートのパターンだった。
2人きりで過ごせる場所って、結局ホテルしかないんだよね。
外を、手を繋いで歩けるわけでもないし、一緒に歩いてるだけで、誰かに見られちゃうんじゃないかと、ドキドキしちゃうし。
ある日のこと。
そんな正孝から、まさかの提案が!!
熱海旅行
「一緒に、熱海に旅行に行かない?」
不倫カップルの定番!熱海旅行!!知らないけど…これ、私の勝手な、イメージね。笑
日帰りの温泉旅行で関係がスタートした、私たちだもんね。温泉は、お互いに大好きだし、都合さえ合えば、断る理由なんて、なかった。
旅館などの予約は、全て、正孝がやってくれて、私は、アリバイ工作だけ、すればよかったので、そこは抜かりなくしっかりアリバイ作り。家族には、女友達と、旅行すると言って、初めての、不倫旅行。
今までも、お泊りとかは、したことがあったけど、子供たちが、実家に泊まっていたり、合宿だったり、そういうときしかしたことがなかったから、妙な緊張感…。出発まで、やたら、ドキドキしていた。
その日は、夫に子供達を頼んでいたので、そういう罪悪感が、なかったかと言われたら、完全に、ウソになる。
だから、本当に初めて、家族に対して、罪悪感を抱いた。
まぁ…その罪悪感は、正孝と会ったら、ピューーーンッと、どっかに行っちゃったんだけど…
旅行中は、家族のことは、忘れて、本当に、日頃の疲れを癒そう♡そう思って、電車で熱海へ向かった。
正孝は、それはもう、メチャクチャ嬉しそうだった。エスカレーターに乗れば、すぐに腰に手をまわしてきたり、私の体を触ってきたり…。他人から見たら、ただの変態オヤジ。もしくは、イチャついた気持ち悪い中年カップル。
元々、人前でイチャつくことに、抵抗がなかった私は、彼のそういう部分を、すべて受け入れ、イチャつく中年カップルの愛されてる女という立場を、楽しんでいた。
熱海駅から、旅館までは、徒歩圏内。チェックインまでに時間もあったので、二人で、あちこち散歩することに。
手を繋いで歩いていたら、思いっきり、不倫カップルに見えるんだろうな。私は、年齢よりも若く見られるし、正孝は、年齢よりも上に見られる。明らかに、実年齢よりも、歳の差があるように見えちゃう。
ま、それでもいいよね!実際に不倫だし。
一応、私も彼も、マスクで変装。マスクって、変装になるのかな…?ちょうど花粉も飛び始めてたので、マスクは必需品。
熱海梅園などを散歩して、海の風を感じて、お昼に海鮮丼を食べ、散歩の途中で見つけたカフェで一息。
こういう他愛もない事が、落ち着く。うん。正孝といると、落ち着くんだよね。すごく落ち着いていて、大人のデートをしている感じ。
そして、私たちは、彼がとってくれた旅館へ向かった。そこは、和モダンな素敵な旅館だった。お部屋には、露天風呂がついていて、貸し切り風呂もあって、男女で行っても、一緒にお風呂に入れるのが嬉しかった。
部屋に入って、室内を探検した後、お部屋の露天風呂にお湯を張ってみる。部屋は、和洋室。ベッドが2台置いてあった。
テラスから外の景色を眺めていると、正孝くん、お得意のバッグハグ!これをやられると、私が弱いの、分かってるの。
バッグハグだけで、私はキュンっとなって彼のキスを受け入れた。外から、誰かに見られるかもしれないのに、見えるか見えないかのギリギリのところで、キスに溺れる私たち。
「アンッ…こんなところでっ…ダメッ…見られちゃうっ…」
「大丈夫だよ。誰も見てないよ…レイちゃんっ…好きだよっ」
「アアンッ…そんなとこ吸っちゃイヤっ…ダメダメダメッ…」
「んんんっ…すごいっ…どんどん溢れてくるよ…イっていいんだよ…」
「アアッ…ダメッ…気持ちイイっ…ハアッ…ンッ…イクッ…イっちゃうっ…!!」
外の景色が見える、客室の窓際に手をついたまま、正孝の舌だけでイってしまったレイナ…。
レイナが息を整えていると、続けて正孝は彼の太い指を、レイナのトロトロの沼の中に沈めてくる。
「アアンッ…アアッ…アンッ…アンッ…すごいっ…ダメッ…イクッ…!!!」
「レイちゃん、イっていいよ…ホラッ…声出しちゃうと、外の人たちに聞こえちゃうよ!」
「ンンッ…ンッ…ンンッ…ハァンッ…ハッ…ハァッ…ンンンッ…アンッ…アッ…アアッ…」
「レイちゃん…すごいよ!中で指がギュッギュッって締め付けられるよ…」
「イヤっ…恥ずかしいから言わないでっ…アアンッ…もうダメッ…イクッ…イっちゃうっ…!!」
正孝の指と舌の2点責めで、レイナの体の中を電流が走り抜け、アソコから沢山の愛液が溢れ出てきた。
さすがに、下着や洋服を着たままだと、潮を吹くわけにはいかない。
我慢したつもりのレイナだったが、下着はもうぐっしょり。
粘り気のある愛液が、下着をヌラヌラと濡らし、いやらしさを醸し出していた。
部屋に入り、ベッドに押し倒される。お泊り…なんて、初めてなので、時間だけはたっぷりある。たっぷりあるはずなのに、一緒にいる時間は、余すことなくレイナを愛そうとする、正孝の気持ちが、強く、伝わってきた。
ベッドが二つ並んでいたので、一つは寝る用、一つは、営み専用❤︎と、ルールを決め、とりあえず、営み専用ベッドにバスタオルを敷き詰める…。ラブホじゃないからね。あんまり汚しちゃダメだしね!綺麗な状態で、チェックアウトしたいし。というわけで、あんまり激しいのは禁止!と、正孝に伝えて、スタート。
禁止!と言われたからと言って、大人しくできるわけもなく…いつものように、激しく攻められて、私はもう、グッタリだった。
まだ、一回戦目なのに…。今日、お泊りなのに…。果たして、寝れるんだろうか…?そんなことを思いながら、ふと時計を見ると、もう、夕飯の時間まで、時間がない!慌てて中断し、お部屋の露天風呂に入る。
露天風呂からは、目の前の道路を歩く人たちが見えてしまう。…という事は、向こうからも見えるわけで…それに気づいた正孝は、時間がないというのに、お風呂で、また挿入してきた。私は、声を抑えるのに必死…!
「ダメだって…ちょっと…本当に気付かれちゃうよっ…!!」
「見せてやろうよ…レイちゃんのいやらしい姿を…」
「ダメダメッ…アンッ…見られちゃうからっ…」
「もうダメだよっ…レイちゃんエロすぎて、俺も止められないよっ…!」
「アアンッ…アンッ…アッ…イイっ…すごいっ…すごいのっ…キちゃうっ…!!!」
こんなところで声を出したら、間違いなく、外を歩く人に、気づかれてしまう。お風呂のお湯が、チャプチャプ波音を立てながら、私は何度も何度も、絶頂を迎えた。いやいや果てている場合ではない…。夕飯の時間が迫っている。
急いで、館内着に着替え、食事処へ向かった。