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94)彼の気持ちがわからなくてモヤモヤするぐらいなら直球で聞いた方が早いから!!

出会って4日目のモーニングデート

亮真さんとのデート4日目。
まさか、初めて出会ってから、4日間も連続で会うことになるとは、全く予想してなかったよ。
何この展開???
こんなの、人生で初めてなんだけど!!!

これってさ、本当にお互いの気持ちが、同じじゃないと、成立しないと思わない?
どっちか片方だけが「会いたい」と思っていても、相手が「会いたくない」と認識した時点で、不成立。

もちろん、スケジュール的な偶然もあるんだろうけど、お互いが「会いたい」と想い合えて、それが実現してることが、本当に奇跡に近いなーって、心から感じる。

そして翌朝5時頃、亮真さんからのLINEで起こされ、6時半の待ち合わせの時間に、彼は少し早めに到着した。
私も、身支度は終わっていたので、すぐに待ち合わせ場所に向かう。

 

コンコンって車のドアをノックして、車に乗り込む。
運転席を見ると、少し眠そうな顔をした亮真さんが携帯をいじっていた。

「おはよー」

「おはよー」

挨拶をしながらも、目を見ない。
そうだ。この人、目も見ないんだよね!
ホテルのベッドの上では私の顔をガン見するのに、普段は、あんまり私を見ないんだ。
目を合わせようとしてくれてない気がする。

私はね…朝、会ったら、例え車の中でも私を引き寄せて、キスして欲しいし、私を何度でも見て欲しい。

 

この人、人見知りなのかな…?
そういう行為を自然にするまでに、時間がかかる人なのかな…?
ほんっとうに、自分の感情を表に出さないから、読めないし、わかりにくい。

なんか、LINEのやり取りだけで判断する限り、すごく寂しがり屋さんで、甘えられたい人のような気がするんだけどなぁ。
独占欲、強いみたいだし。
私に対して、いろいろ言うのも、強がっているだけで、本当は、すごく自分に自信がなくて、不安なのかも。
私が、他の男のところに行っちゃうのが。

出会って4日しか経ってないのに、4日連続で会ってることが、彼の答えなのかな?と言う気もするけど…
好きじゃなければ、こんなに連日会わないよね???
そしてそれは、お互いにそうだと思う。
だって、他に男がいたら、普通は毎日なんて、会えないし、彼にだって、他に女がいたら、流石に連日会えないでしょ?
いや、そもそもお互いに既婚者だから、家庭はあるんだけど、奇跡的に、この4日間は、レイナは一人だったの。

やっぱり、出会いって、タイミング重要だよね。
と、改めて思うけど、子供達が家にいたら、こんなデートはできなかったし、もしかしたら、亮真さんとは縁がなかったかもしれないなーって思う。

 

そして車は、亮真さんの運転で、彼の行きたいカフェへ向かう。
ほーんと、こういうところは、合うんだよね。
フットワーク軽いというか、モーニング食べに、わざわざ早起きして、列に並んで…みたいなこと、普通、男性って嫌がるよね。

30分位並んで、店内に入り、朝ごはん食べて…。
また、朝から行列に並ぶ私たち。
ほんと、並ぶのが苦じゃないぐらい、亮真さんと一緒にいる時間は楽しいんだよね。

恋愛する上で、必要なのって、価値観とか性格とか…っていうけど、私、意外と大事なのって、「時間の使い方」だと思ってて…
例えば、毎回遅刻してくる人とかいると思うけど、私は絶対に無理だし、私自身が遅刻するのも無理なの。
それは、亮真さんも同じみたい。

やっぱり営業をやってた人は、時間前行動するのが、身に染み付いてるんだよね。
だから、待たせたり、待つこともない関係っていうのは、すごく心地がいいの。

あとは「時間の使い方」ね!
時間の使い方が上手な人は、待ち時間も気にならないし、待ち時間の過ごし方も、ちゃんと心得てて、一緒にいる相手を退屈させなかったり、配慮ができたりする気がする。

そういう意味では、亮真さんと過ごす時間は、「退屈」とは無縁。

朝ごはんを食べ終わった後も、他愛もない会話をしながら、数時間、そのカフェで過ごしたんだけど…
お昼も近くなってきたので、お店を出ることに。
駐車場までの道のりを、腕を組んで歩く。

こういうのは、だんだん自然に出来るようになってきたw
私は腕組む派じゃなくて、手繋ぎ派なんだけどなぁ♡

 

そして、車に乗り込み、自宅まで送って貰う…。
んだけど、私、本当はまだ時間あるんだよなぁ。
もっと一緒にいたかったなぁ…。
でも、日曜日だし、彼にも用事があるかもしれないしなぁ…
そんなことを考えているうちに、自宅に着いてしまった…。

「えーもう帰るの?」
とか言えないんだよね…この時の私。
すごい損してる気がするわ…

 

朝デートの後、自宅まで送って貰って、キスもなく別れた。

まぁね…。
真昼間だしね…。
誰に見られてるか分からないしね…。
さすがにキスはまずいよね…笑

ちゃんと、ご近所さんの目を気にしてくれてるんだよね、きっと…
私の方が意識して気をつけないといけないのにね…
亮真さん、そういうところはしっかりしてくれてるのかな。

でも、別れて1人、自宅に戻った後、無性に寂しさが襲ってくる…。
もうちょっと、一緒にいたかったな…って、本気で、そう思った。
そう思ったけど、言えなかった。
でも、つい、LINEで言っちゃったの。

 

――もっと一緒にいたかった。またねー

すると、亮真さんから返信が。

――言わんとわからん。

――言うタイミング逃した。難しいよ。こんなに何考えてるのか分からない人、初めてで…。

――頭の中はエロだけです

――私の事、どう思ってるかもわかんないし。私って彼女なの?セフレなの?好きなの?嫌いなの?色々直接聞いてみたいけど、すぐはぐらかすし…。

 

私にしては、かなり直球投げたの。
こんな質問したら、嫌がられるかなーって不安に思いながらも、どうしても確認しておきたかったし…
もうこれで嫌われたとして終わっても仕方ない…という覚悟で…。

すると、彼からすぐに返信が来ました!

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