ノーシンデレラタイム
浩司とのランチデートを終えた私は、所要を終え、次の目的地へと急いだ。
実は今日は、本命彼の、健太郎とデートなの♡♡♡
16時頃、待ち合わせの予定だったので、私、14時半に病院に予約入れちゃったんだけど、まさかの出来事が!!
健太郎から来たLINEを開くと驚くべき内容が…
――仕事終わったよー♡15時には行けると思うよー♡
えーーーーーーっ!!嘘でしょ?そんな早く会えるの?!それなら、病院の予約入れなかったのに…!
予想外に、健太郎、お仕事を早く終わらせてくれたみたい。
16時か16時半頃になるかなーって聞いていたから、これは、嬉しい誤算!!
でも、私は病院で、順番待ちしてるし、すぐは行けない…。
――ごめんなさい!今、病院なの。順番待ちしてるんだけど、少し混んでて…。終わり次第連絡するね。
――いいよ。大丈夫だよ。ゆっくりで。買い物して待ってるね。
健太郎が、買い物好き男子でよかったよ。
うちの夫なら、こうはいかない。「じゃあ、帰ってるね」とか言い兼ねない…。
つくづく、健太郎の奥様が羨ましくなるなぁ。
それでも、私としても早く健太郎に会いたいし。
早く呼ばれないかなー
もうだいぶ待ってるんだけどなー
今日はいつもにも増して、待たされるなー
あれっ???
私より後に、受付した人が、先に呼ばれてる…。
あれっ???
あの人も、私より後に受付してたよね…。
これは、受付に聞いてみた方が良さそうだね…!
「あの…すみません。もしかして、私、診察待ちになってますか?リハビリだけでいいんですけど…」
この病院、整形外科なんだけど、2時間待ちは当たり前。
そんなに待てないので、私はリハビリだけのつもりだったんだけど、どうも、診察待ちになってたみたい。
この調子だと、17時になっても、きっと終わらないと思う…。
こうして、何とか、すぐにリハビリ室に呼んでもらえ、ものの5分でリハビリを終え、タクシーで、健太郎の待つ、待ち合わせ場所に向かった。
もっと早く受付に確認しておけばよかった!!!
ほんと私、こういうの、ずーっと待っちゃうタイプだから損してるなぁ…
待ち合わせ場所に着くと、買い物を終えた、健太郎が、待っていた。
うん♡今日も素敵♡会った瞬間、私の肩を抱き寄せ、軽いハグをしてくれる。
こういうさりげない仕草が、本当にスマートで、嬉しいんだよね♡
これ、他の2人はやれないからね。
やるタイプじゃないというか、やったとしても、似合わない。笑
誰もがやれる仕草じゃないと思う。
もちろん、やられて嬉しいと思える相手じゃないと受け入れる方も…受け止め方が違うしね。笑
健太郎とは会った瞬間から2人きりの世界に、一気に入り込んじゃう、不思議な感覚があった。
他の男性とデートしている時は、他の人の人目が気になったり、なるべく変装したり、なるべく距離を置いたりしていたんだけど…。
健太郎とは、全くそういう感じがないの。
健太郎も、人目を気にする素振りしないし、会ったら、すぐに手を繋いでくれるし。
私も、抵抗なく、手を繋げちゃうの。
他の男性とは、手を繋ぐのは、日が落ちた夜限定。
しかも、裏道とかを歩くとき限定ね。
何なんだ?!この差は!!!笑
使っているホテルは、いつも行くホテル。
フロントに人がいないので、それこそ、気が楽。
健太郎は、その日、空いてる部屋の中で、一番いい部屋を取ってくれる。
いいかどうか…見てみないと分かんないから、具体的には、値段が一番高いお部屋ね。
男性と付き合ってて、私、ここもよく見るポイントかも。
ホテル行った時に、そのホテルの中で1番安い部屋を取る男性は、ちょっと嫌かなー。
ある程度、彼女に見栄を張って欲しいとも思うし、いいお部屋にチェックインできるほどの経済力は、絶対にあって欲しい。
だから、経営者だったり、外資系企業だったり、役員クラスの人だったり…。
あと、会ったときに、名刺を渡せない人はダメ。
例え不倫関係であっても、長く続けたいなら、男性は名刺をちゃんと相手に渡すべき。
なんだかんだと、女性の方が負うリスクは大きいの。
身体の関係がある以上、男性は、何かあったときや、女性の体を傷つけてしまった時のために、その責任を負う覚悟を持って、付き合わなきゃダメだと思う。
なので、私は、今まで付き合ってる男性からは必ず名刺貰ってます♡
名刺くれない人とは、深いお付き合いは絶対にしません。
中にはいるのよ!名刺を絶対にくれない人。そういう人って、結局自分の保身しか考えていないんだと思う。
相手の女性のことは考えてくれてないんだと、私は思っちゃうわ。
だって、そんな素性もわからない人に、抱かれるのとか、嫌じゃない?
確かに、主婦や事務職の女性の中は、名刺を持っていない人が多いから、男性だけが個人情報を開示して、アンフェアだと思う人もいるかもしれないけれど、だけど女性は病気のリスクや、妊娠のリスクを負って会ってるんだよね。
その人と会うために、髪の毛をセットして、オシャレなお洋服を用意して、メイクも頑張って、ネイルやマツエクにもお金をかけて、相手の男性に喜んでもらえるように、色々なリスクを負いながら、初対面の男性に体を許すことだってあるわけで…
もちろん、こちらから「名刺ください」なんておねだりはしないよ。
おねだりしなくても、「私はこういう者です」って、きちんと自己紹介してくれる男性を私は、選んで付き合ってきてるってこと♡
結果、私は、安心して不倫を続けられる…と、そういうわけなんです☆
あ…健太郎とのデートの話から、逸れちゃった…笑
続きは次のブログでね。