不安な想い
幸い、私も今、仕事が忙しくなってきた。
家でする仕事も多い。
家事もやらなくてはいけないし、当然子育てだって、している。
彼のことを考えながらも、仕事に集中する時間も増えたので、まだ、気持ちの上では楽だった。
それでも、私が送ったLINEが、終日既読にならなかったりすると、一人、悶々とした気持ちになりながら、彼の気持ちの変化じゃない事を祈るような気持ちで、仕事に向かっていたのも事実だった。
何だろう、この気持ち…
何でこんなに苦しくなってるんだろう…
モヤモヤしたり、不安になったり、LINEがないだけで、こんな気持ちになるのはなぜ?
独身時代に、大好きだった彼のことを、思い出してみた。
当時、すごく大切で、大好きだったその人を、一途に想っていたあの頃の気持ちと、すごく似てる気がする。
え…???私、めっちゃ純粋に恋してるじゃん…笑
恋愛しちゃってるってこと???40代にもなって???
だから、心が苦しくなったり、すごく幸せな気持ちになったり、恋愛というジャンルの感情が、激しく上下して、久しぶりで、慣れないこの状況や、環境の変化に、私自身がついていけていないのかもしれない。
こんな風に、誰かのことを思うのって、いつぶり?!
夫と知り合った時、こんな気持ちになったっけ???記憶にないけど…笑
大好きな人と会えない時間って、自分の気持ちと向き合う時間なのかも。落ち着け、自分…!!
私は、滅多に人を好きにならない。好かれることはあっても、自分から好きになることは、ほとんどなく、好意を寄せられてから、一緒にいるうちに、気持ちが傾く…ってパターンがほとんどだった。
告白されて、猛烈アタックされて、チヤホヤされていくうちに、「あーこの人、いい人だなー」とか「こんなに想ってくれるなら・・・」って流されたり、その人のいいところを探そうと努力したりして…
なんとなく付き合う、みたいな人が多かったのは事実。
すごい好きになって、付き合うとか、一目惚れとか、そんなのは皆無だったんだよね。
で、唯一恋愛できたのが、独身時代のさっき話した彼と、夫と、健太郎…だったんだと思う。
恋愛経験、多そうに見られるんだよね、私。でも…
案外、レイナさん、一途だし、奥手だし、純粋なところがあるんですよ、実は。笑
とはいえ、色々我慢して、溜め込んじゃうことが多いので、ある日突然、ドッカーンって爆発して、相手とぶつかって、相手の本性が見えて、嫌になって別れちゃったりとかも、しちゃうんだよね。
やっぱり、不安にさせられたり、会えない時間や、会えない時期のフォローがない人だと、私はお付き合いするの難しいなーって思っちゃう。
不倫関係って、お互いに一緒に住んでいるわけじゃないし、帰る場所は別々だし…そこには自分じゃない、別の異性がいるわけで…。普通に考えたら、そんな不安な状況、耐えられるわけがない。
好きなら、余計、他の女性の元に帰る彼のことが、気になるし、心配にもなるし、不安にもなる。
だからこそ、きちんと相手を不安にさせないための努力が伴うのが、不倫だと思うの。
だって、お互いに忙しい立場なら、会えないのは仕方ないにしても、じゃあ会えない時間に、放置してて問題ないかっていうと、そうじゃないでしょ?
やっぱり、本当は会いたいと思っている相手に対して、真摯な態度は必要だと思うし、どんなに親しい仲であれ、相手を傷つけていい理由なんて、どこにもない。
だから、今、相手が何を求めてるのか、ある程度理解して、お互いに歩み寄る努力をしない限り、長続きするのは難しいともう。
だからと言って、どちらか一方が、ひたすら我慢すればいいってもんでもないと思うしね。
そこの匙加減が難しいのが、恋愛なんだと思うんだけど…
相手を思いやる気持ちや、相手を不安がらせない工夫や、
会えない時間
前にも、健太郎と、3週間ぐらい会えなかった時があったんだよね。あれは、年末年始の頃だったかなー?でもあの時は、まだ、こんなに、彼のことを好きになっていなかったから、連絡が来なくても、全然気にならなかったの。
あの時は、まだお付き合いもスタートさせてなかったしね!
でも、毎週会う関係になってからは、その会える日を指折り数え、当日の朝は、ドキドキして、会った後は、充実感で満たされる、という日々を過ごしていた私。
今だって、会えなくなって、たったの16日経っただけのことなのかもしれない。
1か月も2か月も会えないカップルだってあるんだからね。それから比べたら、可愛いもんだよね。これぐらいのこと、我慢しなきゃ…って、そう頭では理解しているつもりでも、今までの連絡頻度や、会っている頻度を考えると、正直、心中穏やかではない私。
あれこれ、最悪な結果を想像しては、自己嫌悪に陥り、そうじゃない…大丈夫…と自分自身に言い聞かせていた。
ちょうど私自身も仕事が忙しかったので、気が紛れていたけど、これで、もし私が暇だったら…私もストーカーの如く、あれこれ詮索してくる浩司のようになっていたかも。それだけは嫌だ。重い女だけにはなりたくない。
そこで私は、徹底的に、仕事を頑張ることに決めたんだけど…