久しぶりに、過去の人の話…。
私がデートクラブに登録していたっていう、話は前にもしたと思うんだけど…
登録に行った日。そこの社長?代表の人と、面談らしきものをしたんだけど…なぜか、登録後の話の流れで、一緒にランチすることになっちゃったの。
通常は、そういう事って、しないらしいんだけど、美味しいイタリアンで、ランチをご馳走してもらっちゃいました。
良く分かんないけど…たぶん、デートクラブって、独身女性が多く登録してるのかな?
私みたいな、既婚女性が登録することに、興味持っちゃったのかな…?なーんてことを思いながら、ランチしながらも、代表の人と色々お喋りしているうちに、お互いに北海道出身だってことが分かり。(いや、厳密には私の出身は北海道じゃないんだけど、親が…ね!)
同郷って、なんか、お互いに惹かれ合うというか、妙な連帯感が出るでしょ?笑
まさに、そんな感じで、「じゃあ、今度ジンギスカン行きますか!」って誘われたので、流れで、次のデートの約束をしてしまいました…。
ジンギスカンデート
ジンギスカンデートは、夜だった。
私、その場の流れとか、社交辞令とかじゃなく、本当にジンギスカンは大好きなんだよね!でも、食べたいけど、友達とかで、ジンギスカンが好きっていう人が、いなかったから、実は、食べに行けるのを、本気で楽しみにしていたんだよねー
お店に着くと、そこは、煙モクモクの、いかにも、地元にありがちな、ジンギスカン屋さんで、普通、デートとかで連れて行くようなお店じゃないだろっ!っていう雰囲気のお店だった。
だからこそ、私は、かえって警戒心なく、純粋に食事を、楽しみに来た、ってことで、普通でいられたのかもしれない…。
食事しながらする、彼との会話は、普通に面白かった。お互いに、相手の話に、興味がある…そんな感じで話していたと思う。
お店を出たら、ちょっと酔いを冷ましに、歩こうってことになった。
夜道は、少し肌寒かった。季節は夏から秋に向かう頃だったと思う。酔い冷ましで、歩いてたものの、あっという間に酔いが冷める感じだった。
歩いていたら、彼が、私の手を握ってきた。私は、一瞬ビックリしたけれど、すぐにそれを、受け入れた。
手を繋ぐぐらい…いっか…。
しばらくして、二人は公園に着いて、ベンチを見つけて、座った。繋いだ手から、なんとなく伝わる、彼の緊張感。
手のひらから、ドクドクと彼の脈の音が聞こえそうだった。会話の中身が、徐々に変化していく。
私は、デートクラブに登録した女性。一方、彼は、私に男性を紹介する立場。彼は、私に男性を紹介する事が心苦しいと言い出した。
「僕と付き合って欲しい」
えっ…?!この展開は、全く想像していなかった…
まさかの告白
「僕と付き合ってほしい」
そう言った彼は、続いて、驚くことを言った。
「だけど、クラブに登録した理由も、色々あるだろうし、お車代とか、そういうのを目的にしていたかもしれないから、僕から辞めろとは言わない。だから、ちゃんと男性を、紹介もするから」
えぇっ!?それってつまり、僕とも付き合いながら、他の男を紹介して、私が彼らに抱かれても、厭わないってこと!?
えぇーーーーーーーーーーーっ!?そんなの、おかしくない?まぁぶっちゃけ、私にしてみれば、どっちでもいい話だった。
その時の私は、多分、MAXにドライだった。その時点で、彼に対して、そこまでの恋愛感情は持てなかったし、男性を紹介して貰うことに対して、何の期待も、後悔もなかった。
「ありがとう。どうなるかわからないけど、付き合ってみますか?」
こうして、私たちは、付き合うことになった。
もうね、この時は、既婚者なのに「付き合う」って、どういうこと?って思ってたから、本当になんの感情も湧かなかった。
そして、その日のうちに、ラブホテルへ。
彼のセックスは至ってノーマル。どちらかというと、自分本意気味。私が満足できる内容ではなかった。
これ…続かないだろうな…って、正直に、そう思っていた。