スタジオの生徒さん
トレーナーの仕事をしている私は、当然、お客様に男性は多い。
特に、男性向けのクラスを開催しているスタジオは、少ないため、メンズクラスを担当している私のクラスには、男性の受講者が、とても多いの。
前にも話したけど、浩司も正孝も、私のスタジオのお客様なんだよね。
で、ダブルブッキングする日もあったりして、なかなかのドキドキ感を味わいながら、日々過ごしているわけなんだけど…。
どちらも、あわよくば、トレーニング後に、デートしたい…と考えているみたいで、よく、レッスン後の私の予定を聞かれたりする。
ちなみに、浩司は、家が近いので、朝、私が出勤する時に、一緒に車に乗せたりすることもあるの。
車に乗せて、一緒にスタジオに行くまでの数10分という短い時間だけど、一応ドライブしていることには違いないからね。
なので、個人的には、浩司とは朝デートをしているので、ランチは正孝とすることが多い。
朝デート…と言っても、朝一緒にドライブして、コンビニ寄って、一緒に朝ご飯買って食べる…っていう程度。笑
でも、朝のジムは人がいないので、ほぼプライベート。
そりゃー、浩司だって、先生独占できるんだから嬉しい時間だと思うよー♡
朝のスタジオは、浩司と2人きりになることが多いから、浩司は先生の独り占めだけじゃなくて、あんなことやこんなことも、しようと思えばできちゃうからねー笑
浩司としては、その朝の時間にレイナ先生を独占できるだけで、彼の独占欲は満たされていたはずだし、その後、諸々事務処理があったりして、忙しくしていることも知っていたので、レッスンが終わり次第、浩司は、奥様が待つ自宅へと帰って行くことが多かった。
というわけで、この日は、正孝とランチ。
彼の車に乗って、普通にランチのお店に向かう。
だけど、移動中の車内では、常に彼の指は、私の中…。
わかる?どういう状況か…。
彼は片手運転をしながら、もう片方の手を私のショーツの中へ忍ばせる…。
そして、指をさらに深いところへ埋め込み、中をグチュグチュと掻き回す…。
「アアンッ…ダメっ…見られちゃうからダメっ…」
「大丈夫だよ…誰も見てないから」
「アンっ…トラックから見えちゃうし…バスからも見えちゃうっ…アアンッ…ハァッ…気持ちいっ…♡」
「あーレイちゃん、指がすごい締め付けられるよっ…ヤバいっ…俺のもこんなに大きくなっちゃった…」
そう言いながら、レイナの右手を自分の股間へと誘導する。
正孝のものは、もうパンパンに大きく硬く膨れ上がり、ズボンの上からでも目視できるほどに、なっていた。
誰かに見られるかもしれない恥ずかしさと、最も敏感な個所をいじられていることで、私の身体は、中心部からどんどん潤って、蜜が溢れ出してくる。
「もうやめて…」と言っても、嬉しそうな顔をしながら、澄ました顔をして、前方を見ながら、指だけ動かす。
あまりにも激しくて、私、彼の車内で、少しだけ吹いちゃった…♡
「だからやめてって言ったのに…」
私の体液で、光る指先を、彼は嬉しそうに、眺めながら、そのまま駐車場の奥の方へと移動した。車を停めた後は、さらに激しくいじられ、そのままホテルに行かなかったことを後悔するほど…。
この日は、予定があったので、エッチなことは、ここでお預け。
ランチを食べて、解散。
あーあ。
ムラムラ…モヤモヤした感じだけが残る。
でも、もう時間だし、行かないと。
お互いに火をつけたままで、別れる。
こりゃ、次会った時、盛り上がり過ぎてヤバいことになりそう…♡
決戦の日
今日は、亮真さんと1週間ぶりに会う約束をしていた日。
昨日からドキドキして、緊張してる私…。
いやー、何を話そう。
どうやって切り出そう。
色々聞きたいことは山積みで、どこから話そうか…。
とりあえず、当日の流れに任せるしかないかなー。
どこに行くのか、デートプランも知らないしね…笑
待合せはお昼前だったので、とりあえず、朝はジムに行って、汗を流しに行くことにした。
すると、彼からも「ジムなう」のLINEが。
お互いにジムでトレーニングをしたり、身体のこと、健康のことを気遣えるっていうのが、個人的にはすごくいい感じ。身体の事や、健康の事を気にしない人とは、正直無理かもしれない。
私が健康マニアなので…笑
私は筋トレがメインだけど、1時間、マシンを使ったウェイトトレーニングをやって、腹筋・背筋・大殿筋など、脱いだ時に目に入る箇所を集中してトレーニングした。笑
洋服で誤魔化せちゃう部分だけど、私はあえて、誤魔化さず、体のラインがある程度わかる服を着るようにしてる。
その方が、男性も品定めしやすいでしょ?笑
脱いだら、騙された―!!全然違うやんっ!ってことにならないでしょ?笑
でも、私自身も見られてる意識が働くので、常にお腹を引き上げて、姿勢よく歩いてるので、スタイルよく見えたり、姿勢を褒められたりするので一石二鳥♡
これ、女性の皆さん、ぜひ意識してみて♡
で、話を元に戻して…笑
ジムを終えて、家に帰ると、すぐに亮真さんから
――着いた
とLINEが。
急いで支度して、待ち合わせ場所へ急ぐ。
サングラスをして運転席に座る彼は、やっぱり、かっこよかった♡
うわー…私、今日この人に、どんな話をしようとしてたんだっけ?
ちゃんと言えるのかな…これっきりになるかもしれないしな…なーんて思っちゃって、その時点では、何も話せる気がしなかった…。
車に乗り込むと、簡単に「おはよー」って挨拶をして、彼はすぐに車を発進させた。
会えていなかった1週間の間に交わしたLINEは、いつも素っ気ないというか…私をからかうような、おふざけのLINEばっかり。
彼の気持ちが、全然わからなくて、1週間、ずっとモヤモヤしてた。
で、LINEだと私の気持ちも伝わらないだろうから、今日、会った時にきちんと話して、伝えて、彼の気持ちとかも聞き出そうと思ってたの。
でもね、彼の横顔を見ていたら、言えない…。
しかも、ちょっとした会話の節々に、彼の優しさが見えたり、私のことを大切に思ってくれてる、って感じさせてくれるような言い方だったり…。
そんなの聞いちゃうと、なかなか聞き出せない。
それに、もっと甘えたくても、甘えられない…。
亮真さん、既婚女性と付き合うのは、初めてなんだって。
今までの彼女は、独身の子だったらしく、なんでも自分の都合に合わせてもらってたみたい。
なので、今回初めて、彼女の予定に合わせるお付き合いをしてるという事なので、付き合い方がまだ掴めてないのかも。
会話しながらも、私も自分の気持ち、少しずつ伝えて行った。
最初は、本当に言葉が少なくて、久しぶりに会って緊張してる感じだった。
「ねぇ、LINEが冷たすぎるんだけど…」
「だって、意地悪してるんだもん」
「えーなんでよー」
「いじめると、可愛い反応するから…」
「いじめないでよー。結構落ち込むんだから―」
LINEの時とは違う、言葉で交わす会話は、私の固くなっていた心を、少しずつ溶かしていった。
本当にシャイなだけなんだ。
この人、本当に私の事好きでいてくれてるんだ。
そう思えたのは、この後…
ランチデート以降の彼のデートプランを知った時だった。
いや…厳密には、知らなかったんだけど、全てがシークレットで、私は1日ドキドキしっぱなしだったの…♡